TOP > お役立ちTips一覧 > SNS > SNSとは?種類(フロー/ストック/コミュニティ)と主要SNSの特徴・選び方まとめ
SNSとは?種類(フロー:ストック:コミュニティ)と主要SNSの特徴・選び方まとめ

SNSとは?種類(フロー/ストック/コミュニティ)と主要SNSの特徴・選び方まとめ

「SNSって、何の略?」「種類が多くて違いがわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか?

現代のビジネスにおいて、SNSは単なる個人の連絡ツールではなく、集客や採用を左右する重要な「情報インフラ」です。

この記事では言葉の意味や仕組みといった基礎から、「フロー型・ストック型」などに分類した主要SNSの特徴まで網羅的に解説します。

この記事でわかること

  • 国内主要SNSの特徴と違い
  • 失敗しないSNSの選び方診断
  • 安全なアカウント運用の手順

自社の課題解決につながる「失敗しないSNS選び」の参考として、ぜひお役立てください。

目次

1. SNSとは(意味・定義・語源)

SNSとは(意味・定義・語源)

SNSは私たちの生活に深く浸透していますが、その本来の意味や定義を正確に言葉にするのは案外難しいものです。

ここでは、SNSの基本概念と、個人・企業それぞれにおける役割について解説します。

1-1. SNSは何の略?正式名称と日本語での意味

SNSとは、インターネット上で社会的ネットワーク(人間関係)を構築・維持できるサービスのことです。 

正式名称は「Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」の略称です。

(出典:総務省「平成28年版 情報通信白書 付録 用語集」) 

日本国内で代表的なものとしては、情報の拡散性に優れた「X(旧Twitter)」、ビジュアル重視の「Instagram」、連絡手段として定着している「LINE」などが挙げられます。

1-2. SNSの定義(最短理解)と代表的な特徴3つ

SNSを一言で定義すると、「インターネット上で人と人がつながり、情報を発信・共有できるサービス」です。

主な特徴は以下の3点に集約されます。

  1. つながりの構築:フォローや友達申請を通じて、特定のユーザーと関係を持てる
  2. 投稿・共有:テキスト、画像、動画などのコンテンツを発信・シェアできる
  3. 反応・拡散:「いいね」やコメント、シェア機能により、相互作用が生まれる

なお同じSNSでも、情報が流れる速さを重視するタイプや、蓄積を重視するタイプなど、サービスごとに性格が異なる点には注意が必要です。

1-3. SNSでできること(個人利用/企業利用で分けて整理)

SNSは利用主体によって、その役割やできることが異なります。

それぞれの主な目的とアクションを整理すると、以下の通りです。

利用主体活用の目的代表的なアクション
個人利用交流・情報収集・自己表現友人への連絡、ニュースのチェック、趣味の投稿、コミュニティ参加
企業利用認知拡大・集客・ファン化商品PR、採用ブランディング、顧客対応、UGC(口コミ)の促進

だからこそ企業には、「何のために使うのか」を起点に、最適なSNSを選ぶ視点が求められます。

目的ごとの「向いているSNS」については、後半で詳しく解説します。

2. SNSの仕組み(タイムライン・拡散・アルゴリズム)

SNSの仕組み(タイムライン・拡散・アルゴリズム)

SNSの成果は、「どこに表示されるか(タイムライン)」「どう広がるか(拡散)」「何が評価されるか(アルゴリズム)」の3要素で決まります。

ここではSNSの仕組みを解説します。

2-1. タイムラインの種類(フォロー型/おすすめ型)

SNSの表示形式(タイムライン)は、大きく2種類に分けられます。

  • フォロー型(例:X、Instagramフィード):フォロー関係にある相手の投稿が表示される。既存ファンの維持やリピート促進に強い反面、フォロワーがいない初期は拡散されにくい。
  • おすすめ型(例:TikTok、YouTubeショート):興味関心に基づき、非フォロワーにも積極的に表示される。新規獲得やバズに強い反面、投稿ごとに内容の適合性がシビアに問われる。

企業がこれらを活用する際は、運用初期は拡散力の高い「おすすめ型」で認知を広げ、徐々に「フォロー型」向けの連載や交流を行い、ファンを定着させるのが王道のステップです。

Pointフォロー型は既存ファン向け、おすすめ型は新規獲得向け

2-2. 拡散の起点(フォロワー/検索/おすすめ)

SNSで情報が広がるルート(拡散の起点)は、主に以下の3つに分類されます。

  • フォロワー起点(ファン向け):投稿がフォロワーに表示され、反応によって露出が増えるルート。「日常・裏側・共感」など、人柄やブランドの想いが伝わる内容が有利。
  • 検索起点(課題解決向け):検索やハッシュタグで見つかるルート。「手順・比較・Q&A」など、ユーザーの悩みを解決するノウハウ系の内容が有利。
  • おすすめ起点(新規獲得向け):おすすめ欄で非フォロワーに露出するルート。「強い導入・意外性・視覚訴求」など、一瞬で興味を惹きつける内容が有利。

戦略は「認知ならおすすめ」「指名なら検索」と、目的から逆算して選びましょう。

特に検索流入を狙う場合は、タイトルへのキーワード挿入が必須です。

PointSNSの伸び方は「フォロワー」「検索」「おすすめ」のどれを主戦場にするかで変わる

2-3. アルゴリズムが評価する主な要素

各SNSのアルゴリズムは非公開ですが、共通して重視される評価軸は存在します。

以下の表に、SNS共通の評価ポイントをまとめました。

【1分でわかる!SNS共通の評価ポイント】

評価ポイント評価される理由
滞在時間が長い長く見られている=価値あるコンテンツと判断されるため
深い反応が多い単なる「いいね」より、保存・シェア・コメントなどの能動的なアクションが高評価されるため
初速が良い投稿直後の反応が良いと、さらに多くの人へ拡散させる価値があるとみなされるため
テーマの一貫性何のアカウントか明確な場合、関心のある層にマッチングされやすいため
健全性低品質・誤情報・過度な煽りは、プラットフォームの信頼を損なうため排除される傾向にある

企業は「いいね数」よりも、あとで見返される「保存数」や、人に広まる「シェア数」を狙う設計が重要です。

偶然のヒットではなく、これらの指標が高くなる「伸びる型」を作り、再現性のある運用を目指しましょう。

Point多くのSNSは「滞在時間」と「深い反応(保存・共有・コメント)」を強く評価する

3. SNSの種類(フロー型・ストック型・コミュニティ型)

SNSの種類(フロー型・ストック型・コミュニティ型)

自社に最適なメディアを選ぶには、SNSを「フロー型」「ストック型」「コミュニティ型」の3タイプに分類して考えるのが効率的です。

「どのSNSを始めるべきか」という悩みは、各タイプの「情報の残り方」や「拡散の仕組み」の違いを理解することで解消できます。

ここでは、それぞれのタイプの特徴と、自社の目的に合わせた選び方について解説します。

3-1. 使い分け早見表(目的別)

認知拡大なら「フロー型」、比較検討なら「ストック型」、顧客定着なら「コミュニティ型」といったように、目的から逆算して主戦場を決めると運用がブレません。

まずは以下の早見表で、自社の目的に最適なSNSのタイプを確認してみましょう。

目的最適タイプ主なSNS例見るべきKPI
認知拡大フロー型X(旧Twitter)・TikTokリーチ/インプレッション
新規獲得フロー型+ストック型TikTok・YouTube視聴維持率/フォロー増
比較検討ストック型YouTube・Instagram投稿保存/導線クリック
指名・信頼ストック型YouTube・Instagram保存/プロフィール遷移
リピート・定着コミュニティ型LINE・FBグループ参加率/継続率
サポート効率化コミュニティ型LINE・Discord問い合わせ削減
採用強化ストック型+コミュニティ型Instagram・コミュニティ応募導線クリック/参加率

それでは、この表で分類した3つのタイプについて、それぞれの詳細な特徴と向いている目的を順番に解説します。

3-2. フロー型の特徴と向く目的

フロー型は「今見てもらう」ことに特化しており、特徴は以下の通りです。

  • 定義:投稿が流れやすく、情報の鮮度が重視されるメディア
  • 特徴:拡散力が高く話題化に強いが、投稿の寿命が短く継続が必要
  • 向く目的:認知拡大、新規接触、イベント告知、トレンド活用
  • 向くSNS例:X(旧Twitter)、TikTok(ショート中心)、Instagramストーリーズなど
  • KPI例:インプレッション、リーチ、シェア、フォロー増

おすすめ表示や拡散機能によって、フォロワー以外の層(新規)へ情報を届ける爆発力を持っている点が特徴です。

一方で、情報の鮮度が命であるため投稿の寿命が短く、成果を出し続けるには継続的な運用体制が欠かせません。

3-3. ストック型の特徴と向く目的

ストック型は「後から見つかる」ことに強いSNSで、以下の特徴が挙げられます。

  • 定義:投稿が資産として残り、後から検索・回遊されるメディア
  • 特徴:伸びるまで時間がかかるが長期で集客・指名に効くため、作り込みが重要
  • 向く目的:検索流入、ノウハウ蓄積、商品理解、比較検討支援
  • 向くSNS例:YouTube、Instagramリール/投稿(検索される設計)、Pinterestなど
  • KPI例:視聴維持率、保存数、検索経由閲覧、プロフィール遷移、CV導線クリック

ユーザーが悩みを検索したときや、過去の投稿を遡ったときに価値を発揮するため、投稿そのものが企業の長期的な集客基盤となります。

即効性は低いものの、積み上げることで検索や回遊による中長期的な自動集客につながるでしょう。

3-4. コミュニティ型(クローズド)の特徴と向く目的

コミュニティ型は「深い関係づくり」に強いSNSと考えられており、以下のような特徴があります。

  • 定義:特定メンバーの交流を深める場(承認制・招待制が多い)
  • 特徴:拡散より関係性を重視。定着・継続率に効くが、運営ルールが重要
  • 向く目的:顧客定着(解約防止)、サポート、ファン化、ユーザー会、採用コミュニティ
  • :Facebookグループ、LINEオープンチャット、Discordなど
  • KPI例:参加率、投稿/コメント率、継続率、問い合わせ削減、紹介数

不特定多数への拡散力は弱いものの、既存顧客の定着やファン化、ユーザー会運営といった、LTV(顧客生涯価値)を高める施策に適しています。

4. 主要SNS一覧と特徴

主要SNS一覧と特徴

主要SNSはそれぞれ、「拡散に強い」「検索・資産化に強い」「顧客との関係構築に強い」など特徴があるため、目的から逆算して選びましょう。

ここでは主要SNSの特徴について詳しく見ていきます。

4-1. 主要SNSの一覧(代表例まとめ)

日本国内において、企業のマーケティング活用で中心となるのは以下の6大SNSです。

それぞれの強みは一言で表すと、以下の通りです。

  • X(旧Twitter):拡散に強い
  • Instagram:ビジュアル訴求に強い
  • YouTube:検索・信頼に強い
  • TikTok:新規接触に強い
  • LINE:継続・来店に強い
  • Facebook:地域・コミュニティに強い

これらの違いについて、次の比較表で詳しく整理します。

4-2. 主要SNS比較表

SNS選びで迷ったら、強みを数値感で比べるのが確実です。

下の表では、ユーザー層・拡散力・検索性・ストック性・運用難易度・炎上リスク・向くKPIの7項目で主要SNSを整理しました。

【主要SNS 比較早見表】

SNSユーザー層拡散力検索性ストック性運用難易度炎上リスク向くKPI
X(旧Twitter)幅広い(若年〜中年)高い〇(話題・速報)・インプレッション
・リポスト数
Instagram20〜40代女性多め〇(発見タブ)〇(ハッシュタグ)中〜高・保存数
・プロフィール遷移
YouTube全世代高い・視聴維持率
・登録者数
TikTok10〜20代(30代〜拡大)高い・視聴完了率
・シェア数
LINE全世代××・開封率
・クリック率
Facebook30〜50代ビジネス層・参加率
・問い合わせ数

(出典:総務省「令和7年版 情報通信白書|コミュニケーションツール・SNS」 

すべての項目で高評価である必要はないので、自社の目的に直結する項目を参考にしてみてください。

4-3. 各SNSの特徴

ここからは、各SNSの具体的な特徴や向いている業種について詳しく解説します。

4-3-1. X(旧Twitter)

X(旧Twitter)は「圧倒的な拡散力による認知拡大」を得意とするSNSです。

特徴は次の表の通りです。

項目内容
国内ユーザー数約4,500万人
男女比男性多め
平均年齢30代〜40代
主な特徴リポスト機能により拡散されやすい仕組みを持つ
向く業種・目的メディア運営、イベント告知、採用広報、企業のPR活動、プレゼントキャンペーンなど
向くKPIインプレッション数、リーチ数、プロフィールへの遷移数、フォロワー増加数

Xはリアルタイム性が高く、トレンドに乗じた発信で短期間に多くのインプレッションを獲得できる点が強みです。

一方で、拡散力が高い分だけ炎上リスクも伴うため、運用ポリシーの策定が重要になります。

具体的な投稿テクニックやKPIの立て方については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

(出典:X公式エンジニアリングブログ「Twitter’s Recommendation Algorithm」) 

(出典:株式会社エルテス「2024年下半期 ネット炎上レポート」) 

関連記事:X運用の方法を徹底解説!KPIの設定から成功のコツまでご紹介

4-3-2. Instagram

Instagramは「ブランドの世界観構築」と「比較検討の促進」に優れたSNSです。

特徴は、以下の表の通りです。

項目内容
国内ユーザー数約6,600万人
男女比女性多め(約6割)
主な特徴「ビジュアル」での訴求が中心で、商品の魅力や世界観を直感的にユーザーへ届けられる
向く業種・目的飲食店や美容室などの店舗、ECサイト、旅行業、採用(社風やカルチャーの訴求)
向くKPI保存数、プロフィール遷移数、リンククリック数、DM等での問い合わせ数

Instagramは、「保存機能」がカタログやウィッシュリストとして使われる傾向があり、発見タブやハッシュタグからの流入を含め、購買前の検討行動に強く影響します。

特に飲食店や美容室などが集客に成功するための手順は、こちらの記事で具体的に紹介しています。

(出典:Dataslayer「Instagram Algorithm 2025: 3 Ranking Factors Confirmed」) 

関連記事:店舗集客にSNSは必須!成功につながる4Stepや効率化ツールも解説 

4-3-3. YouTube

YouTubeは「顧客の信頼獲得」および「検索エンジンとしての集客」に強いSNSです。

特徴を以下の表にまとめました。

項目内容
国内ユーザー数約7,120万人
男女比ほぼ半々
主な特徴情報量が多く、視聴者の深い理解と信頼を醸成可能
向く業種・目的高単価な商材、BtoBサービス、教育・スクール事業、専門職のブランディング
向くKPI視聴維持率、チャンネル登録者数、検索経由の流入数、概要欄のリンククリック数

Googleの検索結果にも動画が表示されやすく、質の高いコンテンツは長期間にわたり再生され続ける「資産」として、継続的な集客に貢献します。

また、BtoB企業が動画を活用して成果を上げるためのポイントや事例は、次の記事で深掘りしています。

(出典:動画の SEO ベスト プラクティス | Google 検索セントラル) 

関連記事:中小BtoB企業にSNS活用は必要?成功のヒントが得られる事例も解説 

4-3-4. TikTok

TikTokは「フォロワー外へのリーチ(新規接触)」に強いSNSです。

以下の表のような特徴が挙げられます。

項目内容
国内ユーザー数約2,700万人
平均年齢34歳(上昇傾向)
主な特徴フォロワー0人でも、多くのユーザーへ表示される可能性がある
向く業種・目的若年層向けの商品・サービス、店舗集客、認知拡大、採用(初期接点の創出)
向くKPI視聴完了率、保存・シェア数、フォロワー増加数、他媒体への遷移数

TikTokは短尺動画(ショート)で最初の数秒を掴む企画力が必要ですが、まだ認知されていない層へアプローチする手段として最適です。

興味を持った層を他のSNSやLPへ誘導する導線設計が重要になります。

(出典:TikTok Newsroom「How TikTok recommends videos #ForYou」) 

4-3-5. LINE

LINEは「既存顧客のリピート促進」と「継続的な関係構築」に特化したSNSです。

LINEの特徴は、以下の表の通りです。

項目内容
国内ユーザー数9,600万人以上
利用率全年代で90%以上
主な特徴生活インフラとして定着し、メッセージの到達率・開封率が非常に高い
向く業種・目的飲食店や小売店、クリニック、予約が必要なサービス、ECのリピート施策
向くKPI友だち追加数、メッセージ開封率、リンククリック率、クーポン利用数や予約数

参考:LINE Business Guide

LINEは一度友だちになったユーザーに対し、クーポンや最新情報を確実に届け、再来店や再購入を促すことができます。

拡散性は低いため、他のSNSで集客し、LINEで育てるという使い分けが王道です。

(出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントとは」) 

4-3-6. Facebook

Facebookは「実名制による信頼性の高いコミュニティ」と「特定層へのアプローチ」に強いSNSです。

特徴は、以下の表のとおりです。

項目内容
国内ユーザー数約2,600万人
メイン層40代〜50代
主な特徴実名登録が基本で、ビジネスパーソンや経営層の利用率が高い
向く業種・目的地域密着型のビジネス、コミュニティ運営、イベント・セミナー集客、BtoB
向くKPIイベント参加数、グループ内のアクティビティ率、メッセンジャーでの問い合わせ数

Facebookは、フォーマルな情報発信やBtoBの信頼構築に向いています。

また、グループ機能を活用したコミュニティ運営やイベント集客、詳細なターゲティングが可能な広告配信も強みと言えます。
(出典:Meta for Business「Facebook広告のターゲット設定オプション」) 

4-3-7. LinkedIn(ビジネス特化型)

LinkedInは、ビジネスシーンに特化したSNSであり、BtoBマーケティングや採用ブランディングに最適です。

日本国内ではまだ利用者が一部の層に限られていますが、外資系企業や感度の高いビジネスパーソンが多く利用しています。

そのため、ターゲット層が明確なBtoB企業にとっては、競合が少なく質の高いリード(見込み顧客)を獲得できる有力なチャネルとなり得ます。

(出典:総務省「令和7年版 情報通信白書|主なソーシャルメディアの利用率」) 

5. 個人向け:SNSの選び方(目的別おすすめ)

個人向け:SNSの選び方(目的別おすすめ)

個人でSNSを利用する場合、目的によって選ぶべきプラットフォームは異なります。

ここでは、個人の利用シーンで多い4つの目的別に、おすすめのSNSと選び方の基準を解説します。

5-1. 友達・交流が目的なら(つながり重視)

身近な友人や家族との連絡、近況報告、コミュニティ参加が目的の場合、以下のSNSが適しています。

  • LINE(日常の連絡)
  • Instagram(近況をシェア)
  • Facebook(コミュニティ参加)

選び方の基準は以下の通りです。

  • リアルの知り合いが多く利用しているか。
  • グループ機能が使いやすいか。
  • コメントなどで気軽に交流しやすいか。

プライベートな情報を含むため、アカウントの公開範囲やプライバシー設定は必ず確認しましょう。

5-2. 情報収集が目的なら(おすすめ/検索が強いSNS)

ニュースやノウハウ、トレンドを効率よく集めたい場合は「検索性」と「情報の質」が重要になるため、以下のSNSが向いています。

  • X(旧Twitter)(速報や話題の把握)
  • YouTube(知識や解説動画)
  • TikTok(流行を掴む)
  • Instagram(ハウツー探し)

選び方の基準は以下の通りです

  • 知りたい情報が検索で見つかりやすいか。
  • 情報の質(専門性)が高いか。
  • フォロー機能で情報を整理しやすいか。

信頼できる発信者を固定でフォローし、情報過多にならないよう閲覧時間を決めて活用するのがコツです。

5-3. 発信して伸ばしたいなら(拡散/ストックの選び方)

影響力を持ちたい場合は、「拡散(フロー)」と「資産化(ストック)」のどちらを狙うかで戦略を決めます。

向いているSNSは、以下の2つに分けられます。

  • 拡散向き(X・TikTok):投稿の寿命は短い
  • ストック向き(YouTube・Instagram):過去投稿が資産になる

選び方の基準は、以下の通りです。

  • 文章・画像・動画のうち、得意な表現方法はどれか
  • 無理なく継続できる頻度か

最初から全てやろうとせず1つに絞って勝ちパターンを作り、それから他媒体へ広げるのが最短ルートです。

5-4. 趣味コミュニティに入りたいなら(コミュニティ型の例)

趣味仲間を見つけたり、ファン活動を楽しんだりしたい場合は、以下のような「コミュニティ機能」が充実したSNSを選びます。

  • Discord(共通の目的で交流)
  • LINEオープンチャット(匿名参加が可能)
  • Facebookグループ(ビジネス交流に向く)

選び方の基準は以下の通りです。

  • 参加のしやすさ(招待制か公開制か)
  • 管理体制が機能しているか(治安)
  • メンバーのアクティブ率は高いか

クローズドな場でも個人情報は出しすぎず、投資話などの怪しい勧誘には十分に警戒しましょう。

6. 個人向け:SNSの始め方(見るだけ→安全設定まで)

個人向け:SNSの始め方(見るだけ→安全設定まで)

SNSは発信しなくても、情報を「見るだけ」のツールとしても優秀です。

ここでは見る専門での活用法から、安全に使うための設定手順までを解説します。

6-1. SNSは見るだけでも使える?できること/できないこと

多くのSNSはアカウントを作らなくても、または作って投稿しなくても「見るだけ」で十分に活用できます。

見るだけでできることは、以下の通りです。

  • タイムラインやおすすめ欄で投稿を閲覧可能
  • 検索機能でトレンドや話題を追える
  • 公式アカウントの最新情報をチェック可能

一方で、アカウントがないと難しいことは以下の通りです。

  • 「いいね」や保存、コメントなど
  • DM(ダイレクトメッセージ)の送信
  • 年齢制限のあるコンテンツの閲覧

ただし、一部機能に制限がかかる点には注意が必要です。

まずは検索から始めて、情報の質を高めたいと感じたらアカウントを作成し、信頼できる発信者を数人フォローしてみるのがおすすめです。

6-2. アカウント作成の基本手順(共通ステップ)

アプリによって画面のレイアウトは異なりますが、以下のように登録の大まかな流れは共通しています。

  1. アプリをダウンロード(またはブラウザで開く)
  2. 登録方法を選択(電話番号、メール、Google/Apple連携など)
  3. 認証コードを入力して本人確認を完了する
  4. 生年月日やユーザー名(ID)を設定する
  5. 興味のあるジャンルを選択する(初期のおすすめ表示に影響)

失敗しがちな注意点として、IDは後から変更できない場合があるため慎重に決めましょう。

また、「連絡先の同期」をオンにすると知り合いに通知される可能性があるため、迷う場合はオフ推奨です。

6-3. プロフィールの作り方(最低限の型)

プロフィールは、あなたが「誰で」「何に興味があるのか」が一目で伝わるようにするのがコツです。

以下の型を参考に、プロフィールを埋めてみましょう。

  • 肩書き・属性(会社員、学生、主婦、初心者など)
  • 興味ジャンル(旅行、料理、ガジェット、投資など)
  • ひとこと(見る専門、勉強用などスタンスを明記)

個人情報を出したくない場合は、アイコンを風景やイラストにし、顔写真は不要です。

発信を考えているなら、覚えやすい名前とIDに設定すると認知されやすくなります。

6-4. 安全に使うコツ(公開範囲/ブロック/二段階認証/乗っ取り対策)

SNSをトラブルなく安全に楽しむためには、利用開始直後の設定が肝心です。

以下の4つの設定は必ず確認しておきましょう。

  • 公開範囲:投稿を「公開」にするか「フォロワーのみ(鍵垢)」にするか
  • ブロック・ミュート:不快な相手はブロック、関わりたくない相手はミュートで自衛
  • 二段階認証:乗っ取り防止のため、SMSや認証アプリでのログイン保護をオンにする
  • パスワード管理:他サイトとの使い回しは避ける

特にDM(ダイレクトメッセージ)で送られてくる怪しいリンクは絶対に踏まず、連携アプリ(外部診断など)も定期的に見直すことが、乗っ取り被害を防ぐ最善策です。

6-5. よくあるトラブル(誹謗中傷・炎上・DM詐欺)と対処

トラブルに巻き込まれた際の基本原則は「反応しない」「証拠を残す」「運営へ通報」の3点です。

主なトラブルと対処法は以下の通りです。

  • 誹謗中傷:反論せずスクショで保存し、ミュートまたはブロックして通報する
  • 炎上リスク:強い言葉での断言や、真偽不明な情報の拡散、個人情報の出しすぎを避ける
  • DM詐欺:「必ず儲かる」「限定プレゼント」などの勧誘は無視し、リンクを開かない

悪質な場合は一人で抱え込まず、SNSの相談窓口や専門機関へ相談しましょう。

7. 企業向け:どのSNSを選ぶべきか(フローチャート)

企業向け:どのSNSを選ぶべきか(フローチャート)

【結論:SNS選びの重要ポイント】

 「流行り」ではなく、自社の「目的」から逆算して主戦場を1つ決める。

  •  リピート重視なら「LINE」、ビジュアル重視なら「Instagram」が鉄板
  •  信頼獲得なら「YouTube」、拡散・認知なら「X」や「TikTok」
  •  最初から手広くやらず、まずは「1媒体」にリソースを集中する

YES/NOで決まる!1分診断チャートを見る

企業がSNSを選ぶ際は、流行りではなく「達成したい目的」を最優先に考えるべきです。

各メディアによってメインのユーザー層や情報の広がり方(アルゴリズム)が根本的に異なるため、目的とのミスマッチを防ぐことが重要です。

まずは自社の課題が「認知」なのか「リピート」なのかを明確にしましょう

7-1. 目的別おすすめ(認知/集客/採用/リピート)

SNS選びで重要なのは、「どの媒体で、何を達成したいのか」を最初に決めることです。

その前提を踏まえ、目的別の推奨媒体を整理しました。

運用目的おすすめ媒体活用の理由主要KPI
認知拡大

(まず知ってもらう)
X(旧Twitter)、TikTok

YouTubeショート
拡散力が高く、フォロワー以外の層へ届く「おすすめ表示」の力が強いため。リーチ数、インプレッション数、動画の視聴完了率
集客・売上

(来店・購入)
Instagram

YouTube、LINE
保存機能で比較検討されやすく、プロフィールや概要欄から予約・購入へ誘導しやすいため。保存数、リンククリック数、予約・問い合わせ数
採用

(応募につなげる)
Instagram

YouTube、(X)
写真や動画を通じて、社内の雰囲気や働く人のリアルな価値観を直感的に伝えられるため。採用LP遷移数、DMでの問い合わせ、説明会参加数
リピート

(ファン化・継続)
LINE

コミュニティ
プッシュ通知で確実に情報を届け、既存顧客との長期的な関係を維持できるため。メッセージ開封率、再来店率、紹介数

上記のように、SNSはどれか一つに絞るのではなく、フェーズや目的に合わせて複数の媒体を組み合わせることで、より高い効果を発揮します。

最初からすべてを追わず、主戦場1つ、補助1つに絞るのが鉄則です。

7-2. 業種別おすすめ(店舗/EC/BtoB/採用強化)

業種ごとの検討プロセスに合わせた「メイン」と「サブ」の組み合わせ例は以下の通りです。

業種・ターゲット主戦場(メイン)補助(サブ)活用の理由(戦略)
店舗ビジネス

(飲食・美容等)
InstagramLINE

(予約・クーポン)
ビジュアルで来店意欲を高め、来店後にLINE登録を促してリピート率を上げる鉄板の流れ
EC・通販

(アパレル等)
Instagram

または TikTok
YouTube

(詳細レビュー)
ショート動画での「衝動買い」と、保存・レビューによる「比較検討」の両方のニーズを押さえるため
BtoB

(SaaS・制作等)
YouTubeX(認知)

Facebook(交流)
検討期間が長いため、動画で専門知識やノウハウを丁寧に解説し、深い信頼を蓄積するのが有効なため
採用強化

(若手〜中堅)
InstagramYouTube

(仕事の深掘り)
職場のリアル(人や場所)の解像度を上げ、心理的ハードルを下げて応募意欲を高めるため

競合の成功事例も参考に、自社のリソースで無理なく回せる組み合わせを選定しましょう。

なお、実際にSNSを活用して成果を出している企業の成功事例については、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:中小企業のSNS成功事例10選!運用のメリットとポイント・注意点徹底解説 

7-3. 1分診断(YES/NOで決まる選定フロー)

「結局どれにすればいいか迷う」という方は、以下の3つの質問に答えてみてください。

まず始めるべき1媒体が見えてきます。

Q1. いま最優先したいのは「既存顧客のリピート・再購入」ですか?

  • YES → LINE(+コミュニティ施策)
  • NO → Q2へ

Q2. 商品・サービスは「見た目の魅力」が購買に強く影響しますか? (例:飲食、美容、旅行、アパレルなど)

  • YES → Instagram(+追客でLINE)
  • NO → Q3へ

Q3. 比較検討が長く、「理解や信頼」が意思決定に必要ですか? (例:BtoB、高単価商材、教育、専門サービスなど)

  • YES → YouTube(+認知でX)
  • NO → Q4へ

Q4. とにかく新規層に、広く知ってもらう必要がありますか?

  • YES
    • 若年層・短尺動画で刺すなら → TikTok
    • 拡散・ニュース性で広めるなら → X(旧Twitter)
  • NO
    • 汎用性が高くバランスが良い → Instagram から始める

迷ったら、失敗しにくい「Instagram(検討)」+「LINE(追客)」の組み合わせがおすすめです。

ただし、BtoBや専門サービスの場合は例外で、YouTubeから着手した方が成果に直結しやすい傾向にあります。

8. 企業がSNSを活用するメリット

企業がSNSを活用するメリット

企業がSNSに取り組む最大の意義は、広告とは異なり、顧客との日常的な接点を通じて「信頼」を積み上げられる点にあります。

投稿したコンテンツは企業の資産となり、指名検索や採用、口コミの発生といった多角的な効果も期待できます。

ただし、これらの成果を確実に得るためには目的やKPI、運用体制といった設計が前提となることを忘れてはいけません。

8-1. 認知拡大(広告より強い場面/弱い場面)

SNSは「認知」を得る手段として強力ですが、有料広告とは得意な領域が異なります。

拡散機能やおすすめ表示により、自社を知らない層(潜在層)へ自然に到達できたり、ユーザーによる話題化(バズ)が起きる可能性があるため、これらはSNSの強い場面です。

一方で、即効性は広告に劣っており、短期間で確実に特定のターゲットへ情報を届けたい場合は弱いです。

そのためSNSはファンを育てる「土台作り」、広告はそれをブーストさせる「加速装置」と捉え、目的や時期に応じて使い分けるのが賢い戦略です。

8-2. 信頼獲得(UGC・レビュー・共感)

SNS運用は、企業としての「人柄」や「透明性」を伝え、競合他社との比較検討において選ばれる理由を作ります。

信頼を作る要素は、以下の3点です。

  • 透明性:制作の裏側やスタッフの顔が見えることで安心感が生まれる
  • 実績:具体的な事例やビフォーアフターの発信が説得力になる
  • UGC:ユーザーが投稿する口コミ(レビュー)が増えるほど、第三者評価としての信頼が高まる

発信する際は、単なる宣伝ではなく「お客様の声」や「失敗談も含めたリアルな姿」を見せることで、より深い共感と信頼を獲得できます。

8-3. 採用・ブランディング(企業文化の可視化)

現代の求職者は、公式サイトの整った情報よりも、SNS上のリアルな情報を重視して企業を選びます。

SNS採用のメリットは、以下の通りです。

  • 職場の雰囲気や、働く人の価値観をありのままに伝えられる
  • 「思っていたのと違う」という入社後のミスマッチを減らせる
  • 採用コストを抑えつつ、カルチャーに合う人材を集めやすい

制度や待遇のスペックだけでなく、「日常の風景」や「仕事の判断基準」を発信することで、企業の文化に共感する人材を惹きつけることが可能です。

9. 企業SNSのデメリットとリスク(炎上・法務・運用)

企業SNSのデメリットとリスク(炎上・法務・運用)

【結論:リスクと対策の重要ポイント】

企業SNSの二大リスクは「炎上」と「リソース不足」。事前のルール作りが必須。

  • 【炎上】誤情報や不適切発言を防ぐため、「ダブルチェック体制」を徹底する
  • 【コスト】運用工数を甘く見ず、「週1回のまとめ作業」などで効率化を図る
  • 【法務】著作権やステマ規制(景表法)のガイドラインを事前に定めておく

炎上を防ぐ「予防策チェックリスト」はこちら

企業SNS導入における懸念点は、「炎上リスク」と「運用コスト(工数)」の2点に集約されます。

情報が瞬時に拡散される特性上、トラブルへの備えと、継続的に質の高い発信を行うためのリソース確保が不可欠です。

ここでは、企業SNSのデメリットとリスクについて、炎上・運用コスト・法務の3つの観点から解説します。

9-1. 炎上リスク(起きる原因と予防策チェックリスト)

炎上は不適切な表現や誤情報だけでなく、社内情報の漏えい、顧客対応の不備、アカウントの乗っ取りなど、様々な要因で発生します。

以下のチェックリストを活用し、予防に努めましょう。

項目確認内容
表現断定的な表現や、感情を煽るような言葉遣いになっていないか?
事実情報の真偽について、必ず一次情報を確認したのか?
権利画像やBGMの著作権・肖像権はクリアになっているか?
確認投稿前のダブルチェック(誤字・内容)は徹底されているか?
備え緊急時の連絡網や、投稿削除の判断基準は決まっているか?

万が一トラブルが起きた際の初動原則は、「謝罪」の前にまず「事実確認」を行うことです。

その上で誤りがあれば、迅速に訂正と謝罪を行いましょう。

なお企業が陥りやすい失敗事例や具体的なリスク対策については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:企業のSNS運用の注意点|3つの失敗例や企業に不可欠なリスク対策も解説 

9-2. 運用コスト(人・時間・制作)と現実的な体制

SNS運用には、企画・撮影・制作・投稿・返信・分析・改善といった多くの工程が発生します。

リソース不足で頓挫しないためには、以下のポイントを意識した体制づくりが重要です。

  • 最初から広げず、まずは「1媒体」に集中
  • 撮影・制作は「週1回」にまとめてテンプレ化
  • スピード重視で、承認者は「1人」に固定
  • 目的を見失わないよう、必ずKPIを設定

KPIがないと単に「投稿すること」が目的化し、現場に「頑張っている感」だけが残る結果になりがちです。

9-3. 法務・ガバナンス(最低限押さえる項目)

企業アカウントとして信頼を守るために、法的なルールやガバナンスの遵守は避けて通れません。

最低限、以下の項目はガイドラインとして定めておきましょう。

こうしたルールをまとめた「運用ガイドライン」の作り方については、ひな形付きで解説している以下の記事が役立ちます。

関連記事:【ひな形あり】企業のSNS運用ガイドラインとは?7Stepの作り方も解説 

10. 企業のSNS活用4パターン(運用・広告・インフル・キャンペーン)

企業のSNS活用4パターン(運用・広告・インフル・キャンペーン)

SNSマーケティングの手法は大きく4つに分類でき、それぞれ得意な領域が異なります。

どれか一つに固執せず、「目的」に合わせて最適な「手段」を選び、ときにはこれらを組み合わせることで差が付きます。

10-1. アカウント運用(コンテンツ設計が全て)

企業が自ら発信するアカウント運用は、顧客との信頼関係を築く基本手法です。

投稿が資産となり中長期的なファン化を促せますが、即効性は低いため短期成果には向きません。

重要なのは、単なる宣伝ではなく「信頼を貯金する」意識で運用することです。具体的には、以下のようなコンテンツを発信し、企業のファンを育てましょう。

  • 役立つノウハウや知識
  • 成功事例や制作の裏側(ストーリー)
  • お客様の声やFAQ(よくある質問)

また、興味を持ったユーザーが迷わないよう、プロフィールから予約や問い合わせへとスムーズに誘導する導線設計も不可欠です。

10-2. SNS広告(最短で成果を出す用途)

費用を払って表示させる広告は、ターゲットへ即座にアプローチできるため、短期的なリード獲得や来店増に最適です。

ただし、遷移先のLP(ランディングページ)や特典などの「受け皿」が弱ければ、アクセスを集めても予算が無駄になります。

推奨される戦略は、通常のアカウント運用で信頼の土台を作りつつ、商戦期やキャンペーンに合わせて広告を併用し、集客を加速させる「運用×広告」の組み合わせです。

10-3. インフルエンサー(相性と選定が勝敗)

影響力のある人物に商品を紹介してもらう手法は、第三者視点の口コミで認知を一気に広げられます。

ただし、世界観が合わないと逆効果になるリスクもあります。

依頼前には以下の項目を必ずチェックしましょう。

  • 過去のPR投稿へのフォロワーの反応率
  • ステマ感(案件臭)や不自然さがないか
  • 過去の炎上歴や、表現力が自社に合うか

重要なのはフォロワーの「数」ではなく、自社のターゲット層と属性が一致しているかという「質」です。

実施時は専用クーポンや計測パラメータを発行し、成果を可視化できる状態で依頼しましょう。

10-4. キャンペーン(拡散は設計で決まる)

特典をフックにアクションを促すキャンペーンは、短期間で爆発的に認知を広げるのに有効です。

ただし、懸賞目当てのユーザーばかりでは定着しません。

成功には単なる「拡散」だけでなく、その後の「リスト獲得」や「来店」までを見据えた設計が不可欠なため、以下の4要素を意識しましょう。

  • 参加ハードルの低さ(いいね&フォローなど)
  • 景品の魅力(ターゲットが欲しいものか)
  • 期間の短さ(集中投下で盛り上げる)
  • 明確な導線(その後にどう動いてほしいか)

応募規約の整備や抽選フローの確立といったリスク管理を徹底し、炎上の火種を事前に排除した上で実施しましょう。

11. SNS運用の始め方(5ステップ)+最低KPI

SNS運用の始め方(5ステップ)+最低KPI

【結論:運用開始の重要ポイント】

いきなり投稿せず、「目的」と「KPI」を決める「設計」が勝負の8割。

  • 【設計】「誰に(ペルソナ)」「何を(目的)」届けるかを言語化する
  • 【制作】継続できるよう、「投稿テンプレート」と「運用体制」を型化する
  • 【改善】週1回、決めた数値(KPI)を確認してPDCAを回す

SNS運用を成功させるには、「目的→設計→制作→運用→改善」の5ステップに沿った準備が不可欠です。

ここでは、SNS運用の具体的な進め方を解説します。

11-1. ステップ1:目的とKPIを決める(例付き)

まずは「なぜやるのか」を1つに絞り込み、達成度を測るための数値目標(KPI)を設定します。

目的がブレると、本来追うべきではない指標に振り回されてしまうからです。

目的別の指標(KPI)の例は、以下の通りです。

  • 認知拡大:リーチ数、インプレッション数
  • 集客・売上:保存数、リンククリック数、予約数
  • 採用:採用ページへの遷移数、応募数
  • リピート:開封率、再来店率

フォロワー数は分かりやすい指標ですが、売上や採用といった目的と必ずしも直結しないため、あくまで参考程度に留めるのが賢明です。

なお、これからSNS運用を始める初心者の方に向けて、メリットや始め方の全体像をさらに詳しく解説した記事もあります。

関連記事:【初心者向け】企業のSNS運用とは?メリット・デメリットや始め方も解説 

11-2. ステップ2:ターゲットとペルソナ設計

次に、「誰に」情報を届けるかを具体化します。

ターゲット(ペルソナ)を1人の人物像まで落とし込むことで、投稿内容が鋭くなり、結果として多くの人に刺さるようになります。

ペルソナ設計において重要なポイントは、以下の通りです。

  • その人が抱えている「悩み」は何か?
  • その人が叶えたい「理想」は何か?
  • 商品を選ぶ際の「比較軸」は何か?

投稿ネタに困ったら、実際に顧客から寄せられた「質問」を起点にすると、ペルソナのニーズを外しません。

11-3. ステップ3:投稿設計(頻度・型・テンプレ)

継続できる仕組みを作るために、投稿の「型(テンプレート)」と「ルール」を決めます。

毎回ゼロから構成を考えていては、工数がかかりすぎて挫折の原因になります。

あらかじめ決めておくべき運用ルールは、以下の通りです。

  • 頻度:現実的に続けられるペース(例:週2〜3回)
  • :事例紹介、FAQ、裏側、比較などのテンプレートを3〜5個用意
  • クリエイティブ:トンマナ(世界観)、NG表現、画像サイズを統一

成功するためには、担当者個人のスキルアップも欠かせません。

運用に必要なスキルや心構えについては、以下の記事で解説しています。

関連記事:中小企業のSNS担当者必読!成功に不可欠な5大スキルや運用ポイントとは 

11-4. ステップ4:運用体制(役割分担・承認フロー)

誰が何をするかを明確にし、スムーズに運用が回る体制を整えます。

特に承認フローが複雑だと、トレンドを逃したり投稿が滞ったりする原因になります。

体制づくりで押さえておきたい重要項目は、以下の通りです。

  • 役割分担:企画、制作、投稿、返信、分析を誰が担当するか
  • 承認者:スピード重視で「1人」に固定する
  • リスク管理:炎上時の連絡網や、判断基準を事前に定義しておく

11-5. ステップ5:分析と改善(週次の見る場所)

投稿しっぱなしでは成長しません。週に一度は数値を確認し、「なぜ伸びたのか」を分析して次に活かします。

分析・改善時に確認すべきサイクルは、以下の通りです。

  • 露出:リーチやインプレッションは足りているか?
  • 反応:いいねや保存はされているか?
  • 導線:プロフィールやリンクはクリックされているか?
  • CV:最終的な成果(予約・購入)につながっているか?

伸び悩んでいる場合は、どこでつまづいているかを数字で特定し、ボトルネックを解消しましょう。

改善のヒントとして、集客できないときによくある原因と対策をまとめた記事も参考にしてください。

関連記事:SNSで集客できない10の原因!成功に不可欠な“たった4つ”の準備とは 

12. SNS運用が失敗する典型パターンと対処法

SNS運用が失敗する典型パターンと対処法

SNS運用における失敗は、大きく「継続できない」「伸びない」「トラブル(炎上)」の3つに分類できます。

原因を正しく切り分けることで、再現性のある改善が可能になります。

ここでは、それぞれのパターンに応じた対処法を解説します。

12-1. よくある失敗(投稿が続かない)

SNS運用で最も多い失敗は、成果が出る前に更新が止まってしまうことです。

その多くは担当者への過度な負担や、場当たり的な制作体制に原因があります。

主に以下の4つの要因が挙げられます。

  • 担当者一人への依存
  • ネタ切れ
  • 制作工数の増大
  • 承認待ちによる停滞

挫折を防ぎ、運用を軌道に乗せるための具体的な対策を整理しました。

  • 顧客のFAQや事例をまとめた「ネタ帳」をストック
  • デザインや構成をテンプレート化し、制作負荷を下げる
  • 撮影や作成を週1回などの「まとめ打ち」にし、スケジュールを固定

たとえ毎日の更新が難しくても、「週1回」という最低ラインを決めて継続すること自体が、長期的な成果においては不可欠です。

12-2. よくある失敗(伸びない:原因別に切り分け)

「投稿はしているが反応が得られない」という場合は、数値を見てどこに問題があるか(ボトルネック)を特定する必要があります。

伸び悩みの原因を特定する際は、次のチェック表を活用して自社のアカウントを診断してみてください。

状態(ボトルネック)チェック項目
露出が弱い
(リーチ不足)
・投稿頻度は足りているか?
・投稿テーマは一貫しているか?
・ハッシュタグや検索ワードの設計は適切か?
反応が弱い
(エンゲージメント不足)
・冒頭の引き(導入)は強いか?
・情報は薄くないか?(有益性はあるか)
・「保存」したくなる工夫はあるか?
・スマホでの視認性は良いか?
導線が弱い
(成果不足)
・プロフィールやリンク先は魅力的か?
・リンクをクリックしたくなる「オファー」はあるか?
・次に何をすべきか(予約、購入等)が明確か?

まずは「リーチはあるのにクリックがない」といった現状を数字で捉え、反応が止まっている箇所を優先的に改善しましょう。

12-3. よくある失敗(炎上・クレーム対応)

SNSは拡散力が高い反面、一度のミスが大きなダメージにつながります。

トラブル発生時は、担当者の独断ではなく、組織として冷静に対処する体制が求められます。

万が一の事態に備え、以下の初動対応を徹底しましょう。

  1. 慌てて削除せず、まずは事実確認を行う
  2. 誤りがあれば、速やかに訂正と公式な謝罪を行う
  3. 問い合わせ窓口を一本化し、個別の感情的な反論や言い訳を避ける

再発防止のためには、投稿前のチェックリストやNG表現集の作成、緊急時のマニュアル整備など、事前にガバナンスを整えておくことが不可欠です。

13. よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

SNS運用に関して、特によく寄せられる質問をまとめました。

13-1. SNSの正式名称は?

A. 「Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」の略称です。

インターネット上で人と人が繋がり、交流を深めるためのWebサービス全般を指します。

13-2. SNSは無料?課金が必要なケースは?

A. 基本的に無料で利用できます。

課金が必要なのは、広告を出稿する場合、特定のプレミアム機能(X Premium等)を利用する場合、または企業向けの高度な管理ツールを導入する場合などです。

13-3. SNSは見るだけでも使える?

A. 可能です。

アカウントを作らずに検索から閲覧できる媒体もあります。

ただし、投稿への反応(いいね等)や保存機能、DMを利用するには、多くの場合アカウント登録が必要になります。

13-4. SNSとSMSの違いは?

A. SNSはネット上の交流サービス、SMSは「Short Message Service」の略で、電話番号を使って短いテキストを送受信する通信手段です。

仕組みも利用目的も全く異なります。

13-5. 企業がSNSを始めるのに最初にやることは?

A. 「何のためにやるか(目的)」を1つに決めることです。

認知、集客、採用など、目的が明確でないと、後の媒体選定やコンテンツ制作、効果測定がすべてブレてしまいます。

13-6. フォロワーが増えない時の最優先改善点は?

A. 「冒頭の数秒での引き」と「保存したくなる有益性」の確認です。

まずは数字を見て、露出(リーチ)が足りないのか、プロフィールの遷移後にフォローされていないのか、原因を特定しましょう。

13-7. MEOとSNSはどう使い分ける?

A. MEOは「場所」で探している今すぐ客へのアプローチ、SNSは「興味」で繋がる見込み客の信頼構築(ファン化)に適しています。

来店意欲を高めるSNSと、地図上で見つけてもらうMEOを併用するのが理想的です。

13-8. 運用代行の費用感は?(相場レンジ+何が含まれるか)

A. 運用代行の相場は、一部代行で月10〜30万円、戦略から制作・分析まで含むフルパッケージで月50万円以上が目安です。

費用には企画、クリエイティブ制作、投稿管理、レポート報告などが含まれます。

14. まとめ

SNSは単なる拡散手段ではなく顧客との信頼を築く強力な資産であり、成功には目的の明確化や適切な媒体選び、継続できる体制づくりが欠かせません。

もしSNS運用で迷ったら、「目的→主戦場→KPI」の3点に立ち返りましょう。

SNS運用は継続が命ですが、社内のリソースだけで最新のアルゴリズムに対応し、成果を出し続けることは容易ではありません。

もし自社運用に限界を感じているのであれば、専門家に外注することも有効な選択肢です。

自社に最適な運用にお悩みなら、SNSマーケティングの専門家が集結する「Brand Hatch」へご相談ください。

実際、代表のXアカウントでは「型の統一」と「データ分析」を徹底し、短期間で19万インプレッション、フォロワー1,000名超の純増を達成しました。

代表のXアカウントでは「型の統一」と「データ分析」を徹底し、短期間で19万インプレッション、フォロワー1,000名超の純増を達成しました。

この自社運用の知見をクライアント様へ展開した結果、わずか3ヶ月で以下の劇的な成果につながっています。

この自社運用の知見をクライアント様へ展開した結果、わずか3ヶ月で以下の劇的な成果につながっています。
  • インプレッション数:3.0倍(月間平均1.2万→3.7万)
  • エンゲージメント総数:3.7倍
  • 保存数(価値指標):11.0倍
  • 返信数(対話指標):10.4倍

貴社の課題に合わせ、戦略設計からクリエイティブ制作、データ分析に基づく運用代行まで、オーダーメイドで幅広くサポートします。

SNSを単なる更新作業で終わらせず、売上増や採用強化に直結する資産へと変えるお手伝いをいたします。

まずは無料相談から、お気軽にお問い合わせください。

Downloads

もっと詳しく知りたい方へ。
サービス内容をまとめた資料を
ご用意しました。

ダウンロード資料のイメージ画像

Contact

「自社には何が必要かわからない」方へ。
まずはお問合せください。
無料相談・診断受付中!

打ち合わせをする人物のイラスト