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店舗集客にSNSは必須!成功につながる4Stepや効率化ツールも解説

店舗集客にSNSは必須!成功につながる4Stepや効率化ツールも解説

「店舗集客にSNSは必要?」

「興味はあるけれど、やり方がわからない…」

こうした疑問や悩みを抱える店舗オーナーや担当者は少なくありません。

SNSの活用は、現代の店舗集客に不可欠です。

一方で、やみくもに運用すると「手間ばかりで効果が出ない」というケースも少なくありません。

そこで本記事では、SNSを活用した店舗集客の必要性と注意点、失敗を避けるための具体的ステップ、さらに継続を助ける便利ツールや投稿テンプレートまでを解説します。

店舗集客にSNSが必要かどうかを知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

1. 店舗集客にSNSが必須な2つの理由

店舗集客にSNSが必須な2つの理由

今やSNSは店舗経営において必須のツールです。

ここでは、「SNS利用者の増加」と「情報収集行動の変化」という2つの視点から、なぜ今SNSが不可欠なのかを解説します。

1-1. SNSが生活インフラとして定着しているから

SNSは今や生活インフラとして定着しています。

2024年度の国内SNS利用者数は8,000万人以上とされ、インターネットユーザーの8割以上を占めています。

10代から60代までの各世代でSNSの利用が進んでおり、総務省情報通信政策研究所によれば、60代におけるLINEの利用率は2023年度で86.3%です。

参考:令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>(総務省情報通信政策研究所)

このようにSNSが世代を超えて浸透している現在、多くの消費者がSNSで情報を探し、店舗を選んでいます。

SNSを利用した店舗集客は、通行人へのチラシ配布や駅前広告よりもはるかに効率的、かつ、低コストといえるでしょう。

1-2. 情報収集の方法が「ググる」から「タグる」へ変化しているから

依然としてGoogleなどの検索エンジンが情報収集の主流であるものの、特に若年層を中心にSNSでの検索が活発化しています。

特にハッシュタグ検索を活用する動きが活発で、従来の「ググる」から「タグる」へと情報収集の主流が変わりつつあるのです。

この変化の背景には、「リアルな体験に基づいた情報」を求める消費者心理があります。

例えば、広告やまとめサイトではなく、一般ユーザーによる実際の来店投稿や写真付きの口コミのほうが、より信頼できる判断材料として選ばれる傾向が強まっています。

そのため、口コミが生まれやすい環境を整え、SNSで存在感を出すことが、店舗集客の成功に不可欠です。

2. 店舗集客にSNSを活用する4つのメリット

店舗集客にSNSを活用する4つのメリット

店舗集客にSNS活用を検討するなら、メリットの把握が不可欠です。

ここでは、特に重要な4つのメリットをご紹介します。

2-1. 無料で始められる

SNSの魅力のひとつが、無料で始められることです。

従来のチラシ配布や雑誌広告、情報誌への掲載などには、多くの費用と手間がかかります。

対してInstagram、X(旧Twitter)、Facebook、TikTokといった主要SNSは、アカウントを開設するだけなら費用がかかりません。

広告費を抑えながら、地域の新規顧客やリピーターにアプローチできる点で、特に予算の限られた小規模店舗には強力な武器になります。

2-2. リピーターを獲得しやすい

SNSの活用はリピーターを増やすうえでも効果的です。

来店後もアカウントを通じて継続的に接点を持てるため、再訪を促す仕組みを自然に作れます。

例えば、コメントへの返信やDMなどを送ることで、「この店舗はちゃんと見てくれている」「自分を覚えてくれている」と感じてもらえるでしょう。

また、季節限定メニューやキャンペーン情報を投稿すれば、顧客が「次はいつ行こうか」と考えるきっかけにもなります。

こうしたやりとりを重ねることで、顧客が店舗のSNSを定期的にチェックし、タイミングを見て予約や来店を決める流れが生まれるのです。

2-3. 顧客のリアルな声が集まる

消費者の購買判断において、もっとも影響力があるのは第三者のリアルな声、つまり口コミです。

SNSはその口コミを自然に生み出し、広めるのに最適なツールといえます。

例えば、顧客が料理の写真を投稿したり、「この店舗、落ち着いていて居心地がよい」といった感想を添えてハッシュタグをつけたりしてくれれば、店舗にとって強力なPRになるでしょう。

このようなUGC(ユーザー生成コンテンツ)は、企業の宣伝よりも信頼されやすく、来店動機にも直結します。

さらに、SNSにはアンケートや質問機能もあり、顧客の本音をリアルタイムで把握できます。

こうしたフィードバックをもとに、メニューの改善やサービス向上に役立てることができる点も、SNSならではのメリットです。

2-4. ブランディングにつながる

現代の店舗選びでは、「何を売っているか」だけでなく、「どのような雰囲気の店舗なのか」が重視されるようになっています。

その点において、SNSは店舗の世界観を視覚的に伝える有効な手段です。

例えばInstagramでは、写真を一覧で表示できる投稿画面「フィード」に、店内のインテリアや料理の盛り付けなどを統一感のある色味や構図で投稿することで、店舗の印象を一目で伝えられます。

さらに、投稿文の語尾や絵文字の有無、動画のBGMやテンポなどを一貫させることで、「落ち着いた大人向け」「明るく親しみやすい」など、狙ったイメージを演出することも可能です。

このように、写真・動画・文章といった要素を整えて発信することで、ユーザーに「この店舗ではどのような時間が過ごせるのか」をイメージさせられます。

結果として、価格や立地だけで比較されにくくなり、「この雰囲気が好きだからまた行きたい」と感じてもらえるでしょう。

3. 店舗集客に最適なSNS4選

店舗集客に最適なSNS4選

「どのSNSから始めるべき?」という疑問を抱える店舗オーナーもいるでしょう。

SNSごとに得意分野や使われ方は異なるため、それぞれの特徴を把握することが大切です。

ここでは、店舗集客に最適な4つのSNSを解説します。

3-1. Instagram

Instagramは、写真やショート動画を使って店舗の魅力を直感的に伝えられるSNSです。

2019年の公式発表によれば、日本国内の月間アクティブユーザー数は3,300万人となっています。

参考:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破(Meta)

ただし、Facebook Japanの公式Xアカウント「Instagram マーケティング JP」で2024年7月に公開された資料では、2019年から2024年にかけて月間アクティブユーザー数が倍近く増加したことが示唆されています。

参考:Instagram マーケティング JP 2024年7月26日投稿(X)

このことから、2024年時点での月間アクティブユーザー数は6,600万人前後と考えられるでしょう。

Instagramの特徴は、写真や動画を通じて店舗の雰囲気を伝えやすいことです。

投稿の仕方にも次のような種類があり、目的に応じて使い分けることで、集客効果を高められます。

投稿形式特徴向いている投稿内容
フィード投稿・プロフィール上に一覧表示される写真・動画投稿
・削除しない限り残る
店舗の雰囲気・料理・商品の写真など
ストーリーズ・24時間で自動的に消える短い投稿
・フォロワーにリアルタイムで表示される
当日の営業時間・限定メニュー・裏話やスタッフの日常など
リール・最大3分の縦型ショート動画
・フォロワー以外にも表示されやすい
調理風景・施術のビフォーアフター・商品の使用シーンなど

また、「#〇〇カフェ」「#中目黒ランチ」などのハッシュタグ検索も一般的に使われており、自分から検索するユーザーに発見してもらいやすい仕組みになっています。

写真や動画の見せ方次第で店舗の魅力をダイレクトに伝えられるため、飲食店・美容室・アパレル・雑貨店など、ビジュアルに強みを持つ業種と特に相性がよいです。

参考:About Instagram(Instagram)

3-2. X(旧Twitter)

X(旧Twitter)は、短文で情報を手軽に発信できるSNSです。

国内の月間アクティブユーザーは、2023年平均で6,700万人を誇ります。

参考:「X Corp. Japan 株式会社」への社名変更のお知らせ(X)

Xの最大の特徴は、リアルタイム性の高さです。

例えば、「本日限定ランチあります」「急きょ臨時休業します」など、当日の情報や突発的なお知らせを届けたい場合に適しています。

また、文章が短いぶん読みやすく、流し読みしながら店舗情報を得られるという利点もあります。

さらに、ユーザーが投稿をリポスト(旧リツイート)することで、フォロワーの枠を超えて情報が広がる拡散性も魅力です。

特に、キャンペーンやイベントの告知、プレゼント企画の告知など、話題性のある投稿と相性がよく、フォロワー以外の人に見てもらえる可能性も高いでしょう。

参考:Xについて(X)

3-3. LINE

LINEは、顧客一人ひとりと直接つながれるため、リピート施策に強いSNSです。

日本国内の月間アクティブユーザーは2025年6月末時点で9,900万人と、これは日本の人口の7割以上に相当します。

参考:LINEをビジネスで活用するには(LINEヤフーマーケティングキャンパス)

参考:人口推計(2025年(令和7年)4月確定値、2025年(令和7年)9月概算値) (2025年9月19日公表)(総務省統計局)

LINEの特徴は、「友だち登録」をしてくれたユーザーに、1対1のチャット形式で情報を届けられる点にあります。

タイムラインに埋もれないため、クーポンや営業案内などの重要な情報も読まれやすいでしょう。

また、店舗とユーザーとの距離が近いぶん、「また行こう」と思ってもらえる機会が増えるため、既存顧客の囲い込みにも効果を発揮します。

整体や美容室など、一定の周期で通うことが多い業種とは特に相性がよいです。

参考:LINE

3-4. TikTok

TikTokは、短い動画で楽しさや驚きを伝えるのに適したSNSです。

当初は10〜20代の若年層が中心でしたが、現在では30代以上にも利用が広がっており、ユーザーの平均年齢は約36歳と、幅広い世代に届くSNSへと成長しています。

特徴は、フォロワー数に関係なく、動画の内容次第で誰でも「バズる」可能性がある点です。

TikTokでは、利用者の興味や好みに応じて、最適な動画が自動で表示される機能があり、多くのユーザーに表示されやすい設計となっています。

そのため、知名度のない店舗の動画でも、内容次第で多くの人に見てもらえる可能性があるのです。

またTikTokでは、作り込まれた広告よりも、日常感や驚き、楽しさのある動画が好まれる傾向があります。

そのため、調理風景や施術のビフォーアフター、商品の使用実演など、変化や動きを伝えられる業種との相性が抜群です。

新しい顧客層の開拓やブランドの拡散を狙いたい場合は、特に有効でしょう。

参考:Tiktokについて(Tiktok)

4. 店舗のSNS集客を成功させる4つのステップ

店舗のSNS集客を成功させる4つのステップ

SNSで成果を出すには、場当たり的な投稿ではなく、戦略的な運用が欠かせません。

ここでは、SNS集客を成功へ導く4つのステップをご紹介します。

4-1. SNS運用の目的と目標を決める

SNS運用の最初のステップは、「何のためにやるのか」を明確にすることです。

これがブレると、投稿内容や方向性が迷子になり、思うような成果が得られません。

まず設定すべきは、最終的に達成したいゴール「KGI(重要目標達成指標)」です。

例えば、「売上を前年比20%アップさせたい」「月間予約数を100件に増やしたい」といった、成果に直結する数値を設定します。

次に、KGIを達成するための中間指標である「KPI(重要業績評価指標)」を決めましょう。

「1ヶ月でフォロワー数を300人増やす」「投稿の平均エンゲージメント率を3%以上にする」など、日々の運用で確認・調整しやすい具体的な数値が適しています。

KGIとKPIをセットで設定することで、投稿の目的や方向性を定期的に見直せるため、運用成果を客観的に判断できます。

4-2. ターゲット顧客を具体化する

SNSで効果的な発信を行うには、「誰に向けて投稿するのか」を明確にすることが欠かせません。

例えば、「30代女性」「地域の主婦層」といったぼんやりとした属性だけでは、投稿の内容や言葉づかい、伝え方のトーンが定まらず、結果的に反応も得にくくなります。

そこで活用したいのが、「ペルソナ設定」と呼ばれる手法です。

ペルソナ設定とは、理想の顧客像を具体的な1人の人物像として描くことで、発信の方向性を明確にする方法です。

おもな設定項目としては、次の要素などが挙げられます。

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • ライフスタイル
  • 普段よく使うSNS・検索方法
  • 抱えている悩みや不満・理想の状態

例えば、「近所に住む42歳のベーカリー好き主婦・木下さん。Instagramは見る専門で、週末のランチ情報を子どもと一緒に探している」のようにペルソナを具体化します。

そうすることで、 「木下さんが思わず保存したくなる投稿ってどんな内容?」といった視点で、発信の内容・トーン・タイミングが自然と見えるでしょう。

4-3. SNSから店舗への導線を設計する

SNSで「いいね」やコメントなどの反応があっても、来店や予約につながらなければ、売上には結びつきません。

集客につなげるためには、SNSで興味を持ったユーザーに「この店舗に行ってみよう」と思わせて、行動を促す仕組みが重要です。

例えば、プロフィール欄に予約ページや公式サイトへのリンクを設置し、興味を持った人がすぐに予約へ進めるようにするとよいでしょう。

また、投稿の文末に「ご予約はDMでも受け付けています」「詳しくはプロフィールのリンクをご覧ください」といった、具体的な行動を促す一文(CTA)を入れることで、ユーザーに次のアクションを働きかけられます。

このように、「興味を持つ→調べる→予約する・行く」という導線を設計することが、SNSを成果に結びつけるカギとなります。

4-4. 効果測定と改善を繰り返す

SNS集客を成功させるために欠かせないのが、継続的な振り返りと改善のサイクルです。

どれだけ丁寧に計画を立てていても、結果を分析しなければ成果を上げることは難しいでしょう。

各SNSには「インサイト」や「アナリティクス」などと呼ばれる分析機能が備わっており、投稿ごとの反応を確認できます。

例えば、Xでは次のようなデータを確認可能です。

  • インプレッション数(何回表示されたか)
  • エンゲージメント数(いいね・コメントなどの反応が何回あったか)
  • プロフィールへのアクセス数やリンククリック数

これらを週に1回程度確認することを習慣化すれば、うまくいった投稿とそうでなかった投稿の違いを把握できます。

分析結果を次回の投稿に反映させることで、SNS運用の質が少しずつ高まり、来店や予約に着実に結びつくでしょう。

とはいえ、日々のデータ分析や改善提案の作成は、専門的な知識がなければ難しいと感じるかもしれません。

分析や改善のプロセスに不安がある場合は、専門家に頼ることも有効です。

「Brand Hatch株式会社」では、緻密なデータ分析に基づくPDCAサイクルで、お客様のアカウントを継続的に成長させます。

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5. これだけは押さえたい!SNSで店舗集客をする4つのコツ

これだけは押さえたい!SNSで店舗集客をする4つのコツ

SNS運用では、日々の小さな工夫が集客力を大きく左右します。

ここでは、今すぐ実践できる4つのコツをご紹介します。

5-1. わかりやすいプロフィールを作る

SNSのプロフィールは、ユーザーに信頼されるかどうかを左右する最初のポイントです。

ユーザーは、投稿を見て興味を持ったとき、まずプロフィールを開いて店舗の雰囲気や情報を確認します。

その際、内容がわかりにくかったり、情報が足りなかったりすると、「よくわからない店舗」と判断されてスルーされがちです。

そのため、店舗の特徴や魅力がひと目で伝わるプロフィールの設計が重要になります。

具体的には、次の3点を意識しましょう。

  • プロフィール写真(アイコン)
    • 店舗のロゴ・看板商品・オーナーの顔写真など、店舗を象徴する画像を設定します
    • スマートフォンで小さく表示されても「どのようなアカウントか」が伝わることが大切です
  • アカウント名
    • 正式な店舗名に加えて、「地名」や「業種」などを含めると検索されやすくなります(「@nakano_cafepetit」など)
    • ユーザーが「〇〇駅 カフェ」などで検索した際に、ヒットする可能性が高まります
  • 自己紹介文
    • 「誰のためのアカウントか」「何を発信しているか」に加え、創業年・受賞歴・営業時間・アクセス方法などを簡潔にまとめます(「自家製天然酵母パンの専門店|毎朝7時OPEN|武蔵小杉駅から徒歩5分」など)

情報が整理されたプロフィールは、初めて訪れたユーザーに「この店舗なら安心できそう」「行ってみたい」と感じてもらうきっかけになります。

5-2. ハッシュタグを活用する

SNSで集客効果を高めるには、ハッシュタグの活用が欠かせません。

どれだけ魅力的な内容を投稿しても、ユーザーの目に届かなければ来店にはつながらないからです。

実際、InstagramやXなどでは「#渋谷ランチ」「#カフェ巡り」といったハッシュタグで店舗を検索するユーザーも多くいます。

そのため、投稿にどのようなタグをつけるかによって、発見されやすさが大きく変わるのです。

中でも効果的なのが、次の3種類のキーワードを組み合わせる方法です。

  • ビッグキーワード(「#カフェ」「#ランチ」など)
    • 利用者数が多く表示されやすい一方、投稿の数も多いため埋もれやすい傾向があります
  • ミドルキーワード(「#渋谷カフェ」「#おひとりさまランチ」など)
    • ビッグキーワードよりも検索ニーズが明確で、実際に探している人の目に留まりやすいです
  • スモールキーワード(「#中野駅カフェ」「#CafePetit中野店」など)
    • 検索ボリュームは少ないものの、地名や店舗名に特化しており、来店意欲の高い層に届きやすいです

このように異なる規模のハッシュタグを組み合わせることで、広く注目を集めながら、来店につながりやすいユーザーにもアプローチできます。

5-3. ユーザーと交流する

SNSで集客を成功させるには、情報を発信するだけでなく、ユーザーと交流することも大切です。

店舗からの一方的な投稿ばかりでは関心が続きにくく、フォロー解除やスルーにつながりかねません。

そこで重要なのが、ユーザーの声に反応し、関係性を育む双方向のコミュニケーションです。

例えば、次のようなアプローチがあります。

  • コメントやDMへの返信を丁寧に行う
    • 投稿に反応してくれた人に「ありがとうございます」と伝えるだけでも印象は大きく変わります
    • 特に、名前を呼んだり内容に触れたりすると、「ちゃんと見てくれている」と感じてもらえ、親しみが生まれます
  • ユーザーの投稿を紹介する
    • 店舗での体験をSNSに投稿してくれた顧客がいれば、了承を得たうえで自社アカウントでも紹介しましょう
    • 「ほかの人も行ってるんだ」という安心感や信頼につながり、新たな来店の後押しになります
  • 参加型のキャンペーンを行う
    • 例えば「#CafePetit感謝祭」をつけて写真を投稿するとドリンクが1杯無料になるなど、顧客が投稿したくなる仕掛けを用意すると、SNS上に店舗の話題が広がります

こうしたやり取りを続けることで、「この店舗は感じがよい」「また行きたい」と思ってもらえるようになります。

結果として、再来店や友人への紹介などにつながり、集客力が強化されていくのです。

5-4. 魅力的な写真・動画を撮影する

SNSで注目を集めるためには、「映える」写真や動画が欠かせません。

高価なカメラがなくても、スマートフォン1台といくつかのコツを押さえるだけで、店舗の魅力をしっかり伝えるビジュアルを作れます。

コツの1つが、自然光の活用です。

屋内でも、窓の近くで撮影するだけで明るく鮮やかな写真になり、料理や商品がより魅力的に見えます。

このとき、被写体の斜め後ろから光が当たるようにすると、影が適度につき、立体感が生まれます。

また、背景を整理することも重要です。

料理や商品を撮る際に、伝票・バッグ・余計な装飾品などが映り込んでいると、ごちゃついた印象になります。

主役が引き立つよう、テーブルなどは整理してからシャッターを切りましょう。

このような小さな工夫を積み重ねるだけでも、ユーザーの目を引く魅力的な投稿に仕上がります。

6. 忙しいオーナー必見!SNSでの店舗集客を効率化する3つのツール

忙しいオーナー必見!SNSでの店舗集客を効率化する3つのツール

SNS運用に失敗する原因の1つが、投稿や返信にかける時間の確保が難しいことです。

特に店舗経営と現場対応の両立で手が回らないオーナーにとって、毎日手作業でSNSを更新し続けるのは現実的ではありません。

そこで役立つのが、効率化ツールの活用です。

ここでは、忙しい店舗オーナーでも無理なく続けられるよう、運用を助ける便利なツールをご紹介します。

6-1. Meta Business Suite

Meta Business Suite TOP画像

参照:Meta Business Suite(Meta for Business)

InstagramとFacebookの両方に対応した、Meta社公式の無料ツールです。

フィード投稿・ストーリーズ・リールの予約投稿ができます。

空いた時間にまとめて投稿を作成し、投稿日時を設定することで、日々の負担を大幅に軽減できるでしょう。

PCだけでなく、スマートフォンアプリからも操作が可能なため、場所を選ばず投稿準備が可能です。

6-2. Buffer

Buffer TOP画像

参照:Buffer

複数のSNSアカウントを一元管理できるツールです。

Instagram、X(旧Twitter)、Facebook、LinkedInなど、さまざまなプラットフォームの投稿をまとめて予約設定できます。

投稿の分析機能も充実しており、どの投稿が成果につながったかを簡単に確認できる点もメリットです。

無料プランに加えて、有料プラン(月額約750円〜 ※)もあり、投稿数や機能に応じて選べます。

※1ドル=150円で計算

6-3. Canva

Canva(キャンバ) TOP画像

参照:Canva

画像や動画をプロ並みのクオリティで簡単に作成できるグラフィックデザインツールです。

豊富なテンプレートが用意されており、専門知識がなくても、目を引くビジュアルコンテンツを直感的に作れます。

SNS用のサイズに合わせたデザインも豊富にあるため、画像作成の手間を大幅に削減できるでしょう。

7. 【店舗集客でそのまま使える】最初の1ヶ月の投稿テンプレート【業種別】

【店舗集客でそのまま使える】最初の1ヶ月の投稿テンプレート【業種別】

SNS運用で多い悩みのひとつが「何を投稿すればよいかわからない」という声です。

ここでは、代表的な3業種に向けて、最初の1ヶ月間に投稿すべきテーマをご紹介します。

7-1. 飲食店

飲食店のSNSでは、料理の写真だけにとどまらず、店舗の雰囲気・接客スタイル・スタッフの人柄などを発信し、来店へのハードルを下げることが大切です。

「どのような空間で、どのようなスタッフが、どのような想いで提供しているのか」が伝わると、ユーザーに「この店舗は自分に合いそう」と感じてもらいやすくなります。

特に、初めて訪れるユーザーにとっては、メニュー以外の情報が安心材料になるでしょう。

ここでは、飲食店が無理なく取り組める投稿テーマの例をご紹介します。

【第1週】店舗を知ってもらう

  • 店舗のコンセプトや大切にしていることの紹介
  • 看板メニューのこだわりや人気の理由
  • 店舗内の雰囲気(座席・照明・音楽など)を写真つきで紹介
  • オーナーやスタッフの紹介と、その人となりが伝わるエピソード

【第2週】信頼を深めて来店の不安を解消する

  • 顧客の声やレビューを紹介(許可を得て引用)
  • 食材や仕込みの様子を写真とともに投稿
  • 「子連れOK?」「予約は必要?」など、よくある質問への回答をまとめる

【第3週】料理の魅力をさらに深く伝える

  • 知る人ぞ知る人気メニューの紹介
  • 料理とドリンクの相性提案(例:スパイシーカレー×ラッシー)
  • テイクアウトやデリバリーサービスの案内

【第4週】フォロワーの来店を後押しする

  • 期間限定メニューや季節のおすすめを告知
  • 「次の新メニューはどっち?」といった投票企画で参加意欲を高める
  • フォロワー限定クーポンやキャンペーン情報を案内

料理の味は来店しなければ伝えられません。

だからこそ、SNSで「行ってみたい」と思わせることが大切です。

7-2. 美容室

美容室のSNSでは、「技術力が信頼できそうか」「スタイリストと相性がよさそうか」といった情報が、来店の判断材料になります。

例えば、ビフォーアフターの事例や髪の手入れに役立つアドバイスなどは、技術力の証明にもなるため効果的です。

ここでは、美容室が1ヶ月かけて取り組める投稿のテーマ例をご紹介します。

【第1週】技術力と人柄を伝える

  • 「髪質改善専門」「再現性重視」など、サロンとしてのコンセプト紹介
  • 得意なヘアスタイルの事例紹介(ショート・ロング・くせ毛対応など)
  • ビフォーアフターの写真で変化のイメージを伝える
  • スタッフ紹介(得意分野、性格、趣味など人となりが伝わる内容)

【第2週】信頼を深める

  • 顧客の声やレビューを紹介(許可を得て引用)
  • 自宅での髪の乾かし方やスタイリング方法など、自宅でのケア方法のコツを伝える
  • 使用しているシャンプーやカラー剤など、商材・薬剤の紹介

【第3週】サービス内容の幅を知ってもらう

  • カットやカラー施術のタイムラプス動画を掲載して、流れと雰囲気を伝える
  • ヘッドスパや眉スタイリングなどの補足メニューもわかりやすく紹介
  • 「湿気で広がりやすい髪の対処法」など、悩み解決系のアドバイス投稿

【第4週】交流と予約につなげる

  • ストーリーズや投稿で質問を募集し、後日まとめて回答
  • 新規来店向けの特典や、SNS経由での予約キャンペーンの告知

技術力だけでなく、「美容師の人柄が合いそうか」「安心して任せられそうか」なども伝えられるとよいでしょう。

7-3. 小売店

小売店のSNSでは、どのような商品かを伝えるだけでなく、使い方や作られた背景などを添えることで、ユーザーの共感や購買意欲を高められます。

特にライフスタイルに寄り添った使い方の提案や、スタッフのリアルな声が入った投稿は親しみを持たれやすいです。

小売店が無理なく取り組める投稿テーマの例をご紹介します。

【第1週】ブランドや商品の基本情報を届ける

  • 「日常に彩りを添える雑貨」「長く使える上質な衣類」など、ブランドのコンセプトを紹介
  • 新商品の入荷情報と、特徴・サイズ感・使い勝手などを具体的に説明
  • 商品ができるまでの工程や、製造を手がけた職人・企業の紹介(「このバッグは岡山県の工房で1点ずつ手作りされています」など)
  • スタッフが実際に使っているお気に入りアイテムの紹介

【第2週】使う場面をイメージさせる

  • 洋服なら着回しの提案、雑貨ならインテリアとしての使い方など、日常の使用例を写真つきで紹介
  • 商品を購入・利用してくれた顧客の声や着用スナップを紹介(許可を得て引用)
  • 「父の日のプレゼントにおすすめの3選」など、具体的なギフトシーンの提案

【第3週】商品を深掘りして魅力を伝える

  • 商品の素材感や使いやすさを伝える動画投稿(トートバッグの容量を検証する動画など)
  • ブランドの創業エピソードや立ち上げた想いを紹介
  • 取り扱い方法や長く使うための手入れ方法を解説

【第4週】購入の後押しや関係性づくりを意識した発信をする

  • オンラインストアでのキャンペーン・送料無料イベントなどのお知らせ
  • インスタライブなどでのリアルタイム商品紹介や、質問コーナーの告知と実施
  • SNSフォロワー限定での先行セールや、来店者限定プレゼントなどの特別企画を実施

小売店にとってSNSは、商品の写真を紹介するだけの場所ではありません。

どのような人に、どのような使い方をしてほしいのかといった背景や想いを丁寧に伝えることで、共感を生み、商品そのものへの関心も高められます。

8. まとめ

SNSは今や、消費者が店を探すときに当たり前に使う手段になっています。

Google検索だけでなく、InstagramやTikTok、X(旧Twitter)などで情報を集める人が増えているため、店舗側もSNSで発見される仕組みを整えることが必要です。

とはいえ、SNSを運用する時間も人手も足りないというケースも少なくありません。

そのような場合は、「Brand Hatch株式会社」のSNS運用代行サービスをぜひご検討ください。

AIの活用により運用プロセスを徹底的に効率化し、コストパフォーマンスとクオリティを両立したサービスを提供しています。

SNS運用に課題を感じている方は、お気軽にご連絡ください。

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